毎週メキシコシティで開催されるルチャ・リブレの試合。火金日はアレナ・メヒコ、土曜はアレナ・コリセオで開催されています。
火曜日と土曜日は19時半、金曜日は20時半、日曜日は17時半開始です。今回は、土曜日のアレナ・コリセオの19時半開始の試合を見てきました。
まず、チケットですが、Ticket Masterというサイトで購入するか、会場の窓口で購入するかの2パターンです。しかしTicket Masterのサイトでは、日本のクレジットカードで買えないようです。Masterカードで何度も試しましたが、ダメでした。VISAなら大丈夫かもしれませんが。
ネットで買えなかったので、11時から窓口が開くとのことで、念のため11時半くらいに向かい（※メキシコでは、時間通りに開かないことが多いため）、前列4列目の中央ぐらいの席（下記シートマップのRING 2Bエリア最前列）を購入。250ペソ（日本円で約1400円）でした。1~3列目（RING1A~E）は300ペソ、4~６列目（RING2A~E）は250ペソ、7~8列目（RING3A~E）は200ペソとより後ろ側になるにつれて50ペソずつ安くなっていきます。BALCONが2階席で90ペソ、GRADASで3階席で60ペソです。ちなみに、Ticket Masterで購入すると手数料50ペソ、チケットのデジタル化で40ペソと90ペソ余分にかかります。もし時間に余裕がある方でしたら、窓口で購入した方が少々お得になります。
土曜日のアレナ・コリセオの会場時間は1時間前の18時半です。19時過ぎには結構入り口が混んでいて入りづらいので、19時前に着くのがオススメです。
アレナ・コリセオは、アレナ・メヒコと異なり、治安の悪いテピート地区に結構近いので、開始時刻の19時頃に暗くなるような冬の時間帯の場合は、行きも帰りもタクシーやUBERを使った方が安全です。夏の時間帯は、19時頃はまだ明るいので、行きのみは歩いて行っても大丈夫です。試合は約2時間くらいなので、終わりは21時半くらいになります。
入り口に着いたら、まずは警備員によるボディチェック、その後、後ろにいるスタッフにチケットを見せて、左右どちらの入り口から入るかを指示されます。
指示された方向に行くと、また別のスタッフがいるので、再度チケットを見せて、やっと会場の中に入れます。会場の中に入ると、Acomodador（アコモダドール）と言われる席の案内係の人が半ば強制的に席まで案内してくれます。
案の定、席に着くなりチップを要求され、財布に辛うじて入っていたメキシコの最小通貨0.5ペソを数枚渡したところ、不満げなジェスチャーをされて、なぜか私が謝罪。みなさんは、このようなリアクションをされないように、事前に財布に小銭を準備しておくことをオススメします。10ペソくらい払えば大丈夫です。
4列目ですが、思ったよりリングが近く、マップ通り中央の席を陣取れました。
一息つくため、上着のポケットに入れていたペットボトルの水を飲み、今か今かと待ち侘びていると、何やらスーツを来た男性警備員たちが私の方をジロジロと見ており、やはり外国人だから珍しいのかなと思っていましたが、違いました。。。
ペットボトルの持ち込みが禁止とのことで、プラスチックのコップを持ってくるからそこに移し替えてくれとのことでした。
ボディチェックの時にスルーだったので、大丈夫かと思ってましたがダメだったみたいです。飲み物を持ち込む時は、後々、移し替えられることを想定しておいてください。
そして待ちに待った試合の開始です。3人のオジさんの挨拶の後、ステージ右手でダンスをしている女性の間からレスラー達が登場してきます。
登場後、リングに上がり、ステージ左側を向いてポーズを決めます。
最初の試合は、割と小柄なレスラー達の3対3のタッグ戦です。ルチャマスクを被っている方、被っていない方、衣装もそれぞれ特徴的でバラエティに富んでいます。
結構コメディ要素が入っており、金的攻撃で会場がすごく盛り上がっていました。左の白い衣装の方が、終始テンション高めで面白かったです。
もし、会場入り口で飲み物を没収されたとしても、定期的に売り子の方が来るので、その際に食べ物から飲み物（お酒含む）まで買えるのでご安心ください。
続いて女性のタッグ戦です。こちらの回も3人チーム同士で試合をします。
この回で黄色の衣装を着た女性レスラーが途中から、ピカチューと会場内で呼ばれ始めて、吹き出しました。ピカチューはメキシコでも人気みたいです。
女性のレスラー同士の試合は、髪の毛を使った攻撃が多かったです。結構痛そうでした。ちなみに、金的のような攻撃も頻繁にあり、こちらも痛そうでした。
そして、3試合目は再び男性の3ラウンド3対3のタッグ戦です。1試合目とは異なり、なんだかレスラーの体がかなり巨体です。下記映像をご確認ください。
そして、もう1人巨体なレスラーが登場。
大きいだけに迫力満点ですが、動きは少し鈍めでしたw
巨体を使った押し潰し攻撃を繰り広げ、会場のボルテージもどんどんと上がっていきます。
ですが、やはり巨体のせいか疲れやすく、二人ともリングサイドで休み休み戦っていました。これはこれで面白かったです。
続いて、女性レスラーの1対1の試合が始まりました。
チャンピオン決定戦のようなアナウンスが出ていましたが、やはりこれまでと異なり登場するレスラーの数が少なく、技のキレもそこまでなく、盛り上がりにかけました。結構みんな休み時間として使っていましたし、帰る人も少しだけ見受けられました。残念です！
そして、最後の試合となる5試合目。ついにあのミスティコが登場。10年以上前に活躍していたレスラーなので、まだ現役でやっていることに非常に感動しました。会場の盛り上がりも最高潮です。
この最終回の試合は、レスラーの方みんなスタイルが良く筋肉も半端ない方ばかりで、熱い試合を予感させます。ミスティコと同じチームのメンバーも強そうです。
しかしながら、試合開始と同時に敵チームにミスティコはボッコボコに。。。それを静観する冷たいチームメンバーの姿にまた吹き出しそうになりました。なぜ助けないのかとw
しかし、そこはミスティコで、1対1の対決に持ち込み1人ずつやっつけていきます。
やはり、技のキレや、ジャンプの到達点の高さなど、他のレスラーとはレベルが違いました。これだけ有名になるのも納得です。
しかし、試合の展開上、ミスティコはこれから何度もボコボコに。。。
この後、ミスティコチームは巻き返し、無事に勝利！※すみません、試合に集中しすぎて、写真があまり撮れませんでした。
試合終了後は、ミスティコを背景にみんな写真を撮り始めます。
21時半過ぎ、テピート地区の近くなので、少々警戒しながら会場の出口へ。すると、警察の姿やパトカー、多くの人が歩いて帰宅するのを見て少し安心しました。
私と同じ方向に帰宅するグループに紛れて歩いて大きな通りへ。途中、警察の車両などもあったので、人が帰宅しそうな道には警察が配置されているのかもしれません。
私は割と家が近かったので、この後バスに乗って無事に家に帰ることができました。土地勘のない方などは、ツアーに申し込んだり、タクシーやUBERを利用して帰宅した方が安全かもしれません。
まだ活躍するミスティコも見れましたし、熱狂するメキシコ人の姿を間近で見れて本当に楽しかったです。次回は、アレナ・メヒコで見たいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます！
