【遠征タコスの旅】京都の京都市四条烏丸のメキシコ料理店「オラレ(ORALE!)」

今回は、京都で唯一2日連続で行ったメキシコ料理店「オラレ(ORALE!)」をご紹介します。

お店の入り口

お店の外側からメキシコ感がひしひしと伝わってきます。このビビットでカラフルな色使いがなんともメキシコらしいです。PIOPIKO(ピオピコ)のようにスタイリッシュなお店も好きですが、私としては、こっちのいかにもメキシコといった感じの方が居心地がいいです。

店内にはランチェーラなどメキシコのクラッシックな音楽が流れており、メキシコの哀愁を感じさせてくれます。

ランチメニュー

せっかく京都まで来たので、お腹いっぱいタコスを食べたく、メニュー左上の「クアトロ(4つの)タコスランチ」を注文。店員さんに聞いたら、本日のタコスは、「スパイシーミートとワカモレ」、「チキン」、「カルニータス」、「エビとサボテン」とのこと。サボテンは久しく食べてなかったので、テンションが上がります。

クアトロ(4つの)タコスランチ

味の異なるタコス4枚に、ワカモレチップスやポソーレのようなスープとサラダがついてきます。

ワカモレチップスとピリ辛の野菜

このワカモレに刺さったトルティーヤチップス(トトポ)の厚さと揚げ具合が絶妙で、まず驚かされます。サラダやスープなどを嗜み、いざ念願のタコスを実食。

スパイシーミートとワカモレ

タコス1枚1枚にライムが添えられており、タコスにおけるライムの重要性を理解しているシェフの方が調理されているんだろうなといった印象です。

スパイシーミートはひき肉が非常にきめ細かく、スパイシーな味が染みており、その味に壊されることなく、しっかりと肉の旨味も残っている。そこに優しいワカモレのしっとり感が追加され、絶妙な舌触りを演出している。辛さもちょうど良く、トルティーヤも柔らかい触り心地で、スパイシーミートとワカモレをいい感じに包んでくれる。

続いて、チキンタコス。

チキンタコス

トルティーヤの上にフリホーレスが塗られており、その上にしっかりと煮込まれ味付けされたチキン、そしてその上に玉ねぎ、シラントロ(パクチー)、チーズが絶妙なバランスで配置され、味の完成度を高めている。フリホーレスとチキンの相性が素晴らしく良くて、食べた瞬間、これは美味しいと心の中で思わず出てしまう。そんなレベルのタコス。

カルニータス

カルニータスは味濃いめの油少々多め。サルサベルデと豚肉の相性が非常に良くて、豚肉がジューシーで、いわゆる他のメキシコ料理屋で手軽に食べれるカルニータスのその上のレベルにあるような美味しさ。しかしながら、備え付けのサラダやスープ、他のタコスを食べる前に、真っ先にこのカルニータスを食べないと、トルティーヤが油を吸ってしまい、すぐに破れてしまうため注意が必要。他のものには何も手をつけず、一番最初にこの油多めのカルニータスを食べれば、きっと破れる前に完食できる。

エビとサボテン

トルティーヤの上に、玉ねぎ、サボテン、レタス、エビが乗り、その上からチポトレベースのサルサソースがかけられている。サボテンには期待していたが、やはり輸入物のサボテンだと味がパッとせず、主張があまりない。他のレストランでもサボテンが入ったメキシコ料理を食べてきたが、やはり日本で食べるサボテンはマズくはないがあまり期待できないといった印象。エビもそこまで食感がなく、他のタコスがレベルが高いせいもあるが、比べてしまうと少々劣っている感を感じてしまう。

しかしながら、総じて大満足でこの日のランチは終了。オープンして6周年記念とのことで、帰り際に可愛くパッケージングされた、激ウマのトトポをいただいたので、比叡山の山頂付近で、美味しくいただきました。

比叡山にて

そして一夜が明け、お昼になっても前日食べたタコスたちを忘れることができず、次に京都に来れるのはいつになるのだろうかと考え、その日も同じくオラレ(ORALE!)さんへ。店員さんに2日連続で来ているとバレるのが何だか恥ずかしい気持ちになったので、帽子を深く被り2日連続で来店。

2日目のクアトロ(4つの)タコスランチ

本日のタコスのラインナップは、「カルニータス」、「チキン」、「スパイシーミートとチーズ」、「エビとアボカド」とのこと。「チキン」は前日と同じと思いきや、良く見てみると、フリホーレスの代わりにサルサベルデがかけられている。毎日ちょっとアレンジを加えてくれている粋な計らいに感謝。近くに住んでいたら間違いなく通い詰めている。

スパイシーミートとチーズ

前日に食べたスパイシーミートとワカモレの相性は非常に素晴らしかったが、このチーズとの相性もまた素晴らしい。それ以上かも。
チーズはおそらく本場メキシコのオアハカのものが使われており、日本のチーズとは明らかに違い、濃厚で、独特の弾力そしてコクがある。

エビとアボカド

エビには、サボテンよりアボカドの方が合うのかもしれない。そんな気にしてくれる完成度の高いタコス。何故か前日よりもエビにプリプリ感を感じる。アボカドがそんな気にさせてくれているのかも知れない。サルサも前日と同じものだが、味が際立っているように思える。これは美味しい。

テンションが上がってきたため、店員さんにちょっと話しかけてみた。すると、やはりシェフの方はメキシコのレストランで修行をした経験があり、近所のおばちゃんなどからも家庭的な味を教わったとのこと。これを聞いて納得。やはり、日本のタコスというよりは、本場メキシコのタコスを表現することに長けているような気がする。女性の店員さんが妹で、シェフの方がその方の兄で、兄妹で経営しているとのこと。このお店のタコスを完全制覇したくなり、それを伝えたところ夜のメニューも見せてくれた。

ディナー時に頼めるタコス

名前は異なれど、満遍なく2日間でほとんど味わっていたが、唯一牛肉とハラペーニョだけ今まで食べたどのタコスにも入っていなかったため、夜メニューにも関わらず、「牛肉とハラペーニョ」の追加での注文を受けてくれた。

タコスを覆い尽くすほどのハラペーニョが散りばめられ、ハラペーニョ好きには堪らないかも知れない。牛肉は非常に柔らかく、ハラペーニョの味を引き立たせるため、それほど強い味はしない。少しハラペーニョのインパクトに負けてしまっている感があるため、もう少しハラペーニョと牛肉の量を調整すれば、もっと美味しくなるかも知れない。

このタコスを完食し、このお店のタコスを完全制覇した余韻に浸りながら、残りのコロナを飲み干す。

カウンターの横に何か異様な機械があったため、会計がてらに質問してみると、パストールを作る機械とのこと、先日届いたばかりで、これから販売準備を進めるらしい。このお店のパストールはきっと美味しいに違いない。このお店のパストールを食べる為だけにもう一度京都に来てみもいいかなと思いました。

パストールのイメージ

次回はパストールもそうですが、他のメキシコ料理も味わってみたいと思います。

以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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