ラス・ドゥエリスタス(Las Duelistas)でプルケを飲んできた

メキシコシティに移住し、真っ先に向かったのはプルケ屋さん「ラス・ドゥエリスタス」。日本でも缶のものは最近いくつかのメキシコ料理屋さんで飲めますが、あまり美味しいと思ったことはなく、やはり本場のプルケが飲みたいといった欲求はなくなりませんでした。

この「ラス・ドゥエリスタス」というお店は、内装が非常にサイケデリックでいつも人でいっぱいのイメージ、いつか行ってみたいと思っておりました。

ちょうどメキシコ人の友達とメキシコシティのセントロに行く用事があったので、一緒に行ってみました。

店員さんも少なく、日本のように店前に立つだけで、店員さんが寄ってきてくれるようなホスピタリティは全くないため、自分たちで店員さんに声をかけて、入れてもらいます。ちょうど、カウンターの2席のみ運よく空いていたので、そちらに座りました。

中は、案の定人だかりで、コロナ禍にもかかわらず、マスクなんてしている人は1人もおらずカオスな状態。

憧れだったこのサイケデリックな内装と、店内の活気に圧倒され、感動さえ覚えました。

メキシコ伝統のカンティーナのような店内配置で、ここラス・ドゥエリスタは100年以上プルケ屋さんとしている営業しているとのことでした。100年以上もの間、地元民に愛されているプルケは果たしてどうゆう味なのか、ドキドキワクワクが止まりません。

当日のプルケの種類は、シナモン、グアバ、トマト、ナチュラル(味付けなしのプルケ)でした。まずは、シナモン味のプルケをグラスで注文してみました。友達同士で来る場合などは、デカンタのようなものでも頼めるので、色々な味をシェアしながら飲むのもいいかもしれません。

待ちに待ったプルケがグラスいっぱいに注がれ登場。非常によく発酵しており、表面に泡が溜まって蜂の巣みたいになっていました。

待ちに待った本場のプルケが目の前に置かれ、一気に飲み干してしまいたい衝動に駆られますが、プルケは飲みやすい反面、非常に酔いやすいお酒のため、注意が必要。一気飲みなどはせず、ゆっくりと味わいながら飲むのがオススメです。

カウンター越しのプルケ

缶のプルケとは全く異なる味で、トゥルトゥル感と発酵のシュワシュワ感がミックスされ、独特の喉越し。それでいて、味はくどくなく、甘すぎず、新鮮で爽やかな味わい。10年以上ぶりに味わうプルケに感動を覚えました。もうプルケの飲めない国では住めないかもしれません。

お店の活気と相まってどんどんとお酒が進み、次はグアバ味のプルケを注文。

ほんのりとグアバの味が感じられ、シナモン味のものよりよりフルーティーな喉越し。しかし、今のところはシナモン味の方が私の好みといった感じです。

周りを見渡し、他のお客さんは何を飲んでいるのか確認したところ、トマト味のプルケを飲んでいる人が多いことに気づき、次はトマト味のプルケを注文。

トマト味のプルケのみ、グラスの口にレモン、タヒン、チリパウダーが塗ることもできるようだったので、お願いしました。まるでミチェラダ風の飲み方ですね。サルサイングレサやマギーソースなども入っていました。

トマトとプルケなんて本当に相性がいいのか疑問でしたが、1口飲んでなんで最初から頼まなかったのかちょっと後悔してしまうほど美味しかったです。

甘い味付けのプルケも美味しいですが、こういったミチェラダ風に飲む大人なプルケも非常にオススメです。そこまでトマト味は強くないのですが、トマトのフレッシュ感と優しい味わいがいい感じにプルケとマッチしていました。

当日は合計3杯のプルケを飲みましたが、お腹がいっぱいになり、さらに結構酔いも回って、帰り道が大変でした。

プルケを飲むときはほとんどの人がつまみを食べませんが、これで理由がわかりました。メキシコシティの外の田舎に行くと、牡蠣をつまみにして飲んでいるところもあるそうです。

まだまだ探求しがいがあるプルケなので、これからも色々な場所で飲んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

【店舗情報】
店名:ラス・ドゥエリスタス(Las Duelistas)
営業時間:月〜土 10時〜21時

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