メキシコシティでおすすめのプルケ屋さんベスト5

メキシコシティで美味しいプルケが飲めるお店や、週末になるとかなり盛り上がるお店など、メキシコ在住者の私がおすすめするプルケ屋さんを5つご紹介したいと思います。

第5位:ラ・アンティグア・ローマ(La Antigua Roma)

メキシコシティのセントロの北部に位置するかなりディープなプルケ屋さん。若いカップルから酔っ払いのおじさんやおばさんまで、あらゆる地元メキシコ人が通っています。

入り口には昔のアメリカの西部映画のようなドアがあり、外から中が見れないため、入るのに少し勇気が必要ですが、お客さんはみんなリラックスした雰囲気で飲んでいるので安心してください。

プルケはジョッキかコップかのサイズを選ぶことができます。王道のプルケ・ナチュラルは少し酸味があり、昔ながらのプルケといった感じで、初めての人にはやや飲みにくいかもしれません。

反対にプルケ・クラード(フルーツなどで味付けされたプルケ)は、飲みやすく、ヨーロッパ原産のフセスグリ(Grosella)のプルケ・クラードはフルーティー味わいです。

ローカル感を味わいたい方には、非常におすすめのプルケ屋さんです。外国人はほぼいません。

このお店より北東側に行くと「テピート」という少々危険な地域なので、お気をつけください。

営業日時:14時〜20時(月曜〜土曜)、14時〜18時(日曜)

住所

第4位:ラ・ブーラ・ブランカ・デル 56(La Burra Blanca del 56)

少しわかりずらい入り口

店内にステージがあり、週末になるとバンドの演奏などもあり、かなりの盛り上がりを見せるお店です。メキシコシティの中央広場(Zocalo)の近くにあり、アクセス良好で、週末の夜は地元メキシコ人で店内が溢れ返ります。

店内は割と広く、奥にカウンターがあり、そこでプルケを注文します。ビールなども置いてあります。

カウンターの様子

プルケ・クラードは、常時4〜5種類あり、サイズは1リットまたは500ミリリットルから選んで頼めます。プルケはプラスティックの樽に入っており、人気の味は売り切れとなっている場合もあります。

まずは味のついてないプルケ・ナチュラルを頼みます。1リットルで頼むと、画像のような入れ物に入れて渡されます。

1リットルのプルケ・ナチュラル(プルケ・ブランコ)

プルケ・クラードは、落花生(Cacahuate)とチョコレート苺(Fresa Chocolate)を500mlで頼みました。500mlでは画像のようなコップで飲みます。

このお店も非常にローカルで、比較的客層は若めで、外国人はほとんどいません。活気がありますが、一人で飲みにきても全然違和感がないお店です。

※音量にご注意ください。

バンドの演奏がかなり盛り上がるので、週末に行くのがおすすめです。

営業日時:9時〜22時(月曜〜水曜)、9時〜23時(木曜〜土曜)、11時〜21時(日曜)

住所

第3位:ラ・イッハ・デ・ロス・アパチェス(La Hijα De Los Apaches)

こちらのお店は地元メキシコ人にも外国人にも人気のダンスホールのようなプルケ屋さんです。

比較的大きめのステージがお店の中央にあり、週末は不定期でバンドがメキシコの音楽を演奏し(たまに演奏がなかったりします。木曜の夜が一番盛り上がるようです。)、その音楽に合わせて、お客さんがステージ前でかなり激しめに踊ります。女性同士で行くと、誰かしらにダンスに誘われるかもしれませんので、心構えをしておいてください。ダンスが踊れない人でも、踊るメキシコ人をつまみにプルケを飲むのも楽しいです。

※音量にご注意ください。

プルケはナチュラルからクラードまであり、クラードは日によってラインナップが異なり、蜂蜜、グアバ、パイナップル、イエルバブエナや、苺やブルーベリークリーム味まであります。

プルケ・ナチュラル

ナチュラルは35ペソで、クリーム系のクラードは65ペソです。クリーム系のクラードにはシナモンが上にかかっています。結構甘めでジュースのように飲めるので、女性向きかもしれません。

お酒のつまみにポップコーンやフライドポテトなども一応おいてあります。

セキュリティが結構しっかりしており、入場時に身分証明書(パスポートのコピーや画像でも可)を提示する必要がありますので、伺う際には必ずご準備ください。

木曜の夜が一番盛り上がるようなので、もしお時間がありましたら是非行ってみてください。

営業日時:12時〜21時30分(火曜〜土曜)、12時〜20時(日曜)

住所

第2位:スピリトゥ・サント(SPIRITU SANTO)

おしゃれなバーといった感じのお店で、客層は比較的若めで、グループだけではなく一人飲みのお客さんも結構います。

週末の夜は結構混み、お店の外に列ができるほどの人気ですが、滞在時間の制限を設けるなどしてなんとかうまい具合に回しています。

お店の前の列

プルケはナチュラルとクラードがあり、クラードは日替わりで4種類ほどあり、ワインが入ったものなど、ユニークな味のものがあります。

サイズは、他のお店と同じく、1リットルもしくは500ミリリットルですが、プルケ・ナチュラルは1リットルのみのサイズ展開となっています。

このお店はタコスやオアハカの料理であるトラジューダスなど、しっかりと料理も用意されています。お酒もプルケの他に、カクテルやビールもあります。

トラジューダスはまだ頼んだことがないですが、タコスはイマイチで、料理のレベルはそこまで高くないかもしれません。

タサホとパストルのタコス

しかしながら、プルケの美味しさは、プルケの産地からほど遠い都会のメキシコシティということを考えると非常にレベルが高いです。

プルケ・ナチュラルは少し渋みがあるのですが、こちらのプルケ・ナチュラルは、渋みがほとんどなく、ほんのりとした甘みを感じることができます。

反対にプルケ・クラードはフルーツがしっかりと混ぜ合わさっており、組み合わせがとても素晴らしいです。

トゥナ・ロハ(Tuna Roja)というメキシコ原産のウチワサボテンにできる果実のプルケがとても美味しかったです。

お洒落な雰囲気で美味しいプルケが飲める非常におすすめのお店です。店員さんも愛想がよく、居心地がいいです。

営業日時:14時〜22時(日曜〜水曜)、14時〜23時(木曜)、14時〜1時30分(金曜・土曜)

住所

第1位:プルケリーア・ソル・デ・ジュビア(Pulquería Sol de Lluvia)

外国人がほとんどいない地元民で賑わうプルケ屋さんです。週末は特に混み合うので、夜になると満席になります。満席の場合でも、なんとか空いたスペースを利用して立場ながらでも飲むことができますが、席に座ってゆっくり飲みたい方は、夕方の6時くらいにはお店に向かうことをおすすめします。

※音量にご注意ください。

このお店では席につくなり、その日に用意のあるプルケ全種類のテイスティングセットが運ばれてきます。1つ1つの味を飲んでから、お気に入りのものを注文することが可能です。

テイスティングセット

左からピーニャ・コン・ココ(パイナップルとココナッツ)、フレサ・コン・イエルバブエナ(イチゴとミント)、カカオ、フラムブエサ・コン・イエルバブエナ(キイチゴとミント)です。このような小さなカップに入れて運ばれてきます。

ピーニャ・コン・ココは、ココナッツの味をほんのり感じることができ、少しトロピカルな感じわいで、フレサ・コン・イエルバブエナは、甘みを他に比べて強く感じられる味付けです。また、カカオは、まるでココアのプルケを飲んでいるような今まで味わったことがないプルケで、フラムブエサ・コン・イエルバブエナは、ミントのいい感じの爽やかさの中に、またいい感じのキイチゴの甘味を感じられるような味です。

上記の味のついたプルケ(クラード)の前に、まずはシンプルなそのままのプルケの味を確かめたかったので、プルケ・ナチュラル(味の付いていないプルケ)を注文しました。こちらのお店のもう1つの特徴で、プルケ・ナチュラルには「カンペチャーノ」と「フエルテ」という2つの種類があり、「カンペチャーノ」はいわゆる通常のプルケ・ナチュラルで、「フエルテ」はより発酵させ、酸味やシュワシュワ感を増幅させたものとなっています。

まずは「カンぺチャーノ」を注文しましたが、「フエルテ」も味わってみたかったため、小さいグラスに注いでもらいました。

サイズは0.5リットルと1リットルから選べて、0.5リットルは1杯35ペソです。

つまみも欲しかったので、ナッツも注文しました。中に上げたガーリックや唐辛子も入っていて、結構美味しいです。お好みでレモンやサルサ・バレンティーナをかけてお召し上がりください。

そして、味つきのプルケ(クラード)の中で特に気に入った「フラムブエサ・コン・イエルバブエナ」と「カカオ」をいただきます。

木苺のフレッシュでほんのりと優しい甘みの中に、ミントのちょっとした草木のいい香りが漂い、かなりいい組み合わせです。キューバリブレをプルケにしたらきっとこんな味になるのではないかと思います。

続いてカカオですが、カカオの量が非常に絶妙で、プルケ本来の味を壊さず、絶妙な配分でカカオが入っています。プルケやココアを単体で味わうのとはまた別次元の飲みものとなっています。初めてカカオ味のプルケを飲みましたが、ちょっと癖になる味です。

営業時間:14時〜20時(火〜木・日)、14時〜21時(金・土)

住所

日本で飲めるプルケとは全く新鮮さや味が違うメキシコで飲むプルケ。メキシコ人の間では、テキーラやビールよりも消費されています。

是非一度、メキシコに実際に訪れて、本場のプルケを味わってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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