メキシコシティの朝食はココ!おすすめのレストラン ベスト10

朝食なしのプランでご滞在の方、ホテルの朝食に飽きてしまった方、メキシコシティには、朝から美味しいメキシコ料理を食べられるレストランがあります。しかしながら、イマイチな料理を提供しているレストランも結構ありますので、注意が必要です。

皆様に、朝から美味しいメキシコ料理を味わっていただくため、おすすめの朝食レストランベスト10をご紹介できればと思います。

メキシコシティ在住の私が食べ歩いた中で、朝から開いていて、かつ美味しいメキシコ料理を食べられるレストランを厳選しました。

第10位:カネラ・イ・オロ(Canela y Oro)

ローカル度:★★★☆☆

様々な朝食メニューがある、メキシコシティ中心部にあるレストランです。内観が黄色で統一されており、アンティークな雰囲気の中、ゆっくりと朝の朝食を楽しめるお店です。

メニューはQRコードからアクセスするスタイルで、オムレツなどの卵料理から、エンチラーダス、ケサディージャ、ソペスなどのメキシコ定番料理、そしてサンドウィッチやハンバーガーなども朝から注文することができます。

朝食にはオレンジジュース、コーヒー、パンが付きます。メニューも比較的安価なものが多く、立地の割にはコスパが非常に良いお店です。

ほうれん草が入っているからか、ポパイオムレツという名前のほうれん草、チーズ、フリホーレスが入ったオムレツを注文しました。

オムレツ自体のクオリティも高いのですが、備え付けのサルサソースをかけて食べるとより美味しさが増します。そこまで辛くないのですが、辛いものが苦手でない方でしたら、このサルサソースを多めにかけて召し上がってください。

営業日時:9:00-19:00(月〜金)、9:00-20:00(土曜)、10:00-18:00(日曜)

第9位:フォンダ・モニー(Fonda Mony)

ローカル度:★★★★★

メキシコシティの割と中心部にありながら、ひっそりと地元民に愛されているレストランです。そこまで混んでいなく、空いている時間帯が多いですが、静かにゆっくりと料理を味わうことができます。外国人のお客さんはほぼいないローカル食堂といった感じです。

朝食メニューセットは、フルーツのジュース、カフェ・デ・オジャ、パン、メイン料理1品です。

まず、最初に持ってきてくれるカフェ・デ・オジャのレベルの高さに驚きます。さらには、1口飲んだ後に食べる菓子パンとの相性が抜群にいいです。菓子パンの甘さがカフェ・デ・オジャの旨みを最大限に引き立てます。

そして、メイン料理は数種類の中から選ぶことができますが、オススメはチキンのマンゴーソースがけ。普通のマンゴーソースはピリ辛だそうですが、このレストランは、オリジナルで少し甘めに作られています。甘いソースとチキンは一見相性が悪そうですが、全くそんなことはなく、甘いソースがフォークだけでほぐせる程柔らかく煮られたチキンと非常によく合い、食が進みます。メニューはその日によって変わりますが、もしマンゴーソースを使った料理がありましたら、注文されることをオススメします。

営業日時:8:00-18:00(月〜土)

第8位:カフェ・ラ・パゴダ・レスタウランテ(Café La Pagoda Restaurante)

ローカル度:★★★★☆

一見入り口だけを見るとパン屋さんかなと思う外観ですが、朝からしっかりと食べることができるレストランです。細長い店内には、テーブル席と、長めのカウンター席があります。店員さんは割と結構いるのですが、自分から声をかけないとオーダーを取りに来てくれないので、ご注意ください。

朝食メニューというものはないですが、代わりに何時からでも頼めるセットーメニューが12個あります。セットメニューには、コーヒー、ジュース、フルーツジュース、紅茶の中からお好きなものが1つ、そしてパンも付いてきます。

メニューはこちらです。

右の列がセットメニューです

今回は、5番のタマーレスをご紹介します。少し量が少ないので、そこまでお腹が空いていない時などにオススメです。反対に、お腹が空いている時などは、7番や11番のステーキなど頼んでみるといいかもしれません。

シンプルな見た目ですが、こちらが5番セットのタマーレスとフリホーレスです。通常タマーレスはとうもろこしの葉っぱに包まれていることが多いのですが、このお店ではバナナの葉っぱが使用されていました。

開いた状態のタマーレス
タマーレスの中身

見た目とは裏腹に、中にはびっしりと味付けされたチキンが入っています。日本で食べるタマーレスは少々ボソボソしていることがありますが、こちらはしっとりとしていて、かつチキンに味がしっかりと染み込んでいて、本場のタマーレスはこうも違うのかと驚きました。

営業日時:07:00-16:00(月〜日)

第7位:エル・イダルゲンセ(El Hidalguense)

ローカル度:★★★★★

マルティネス・デ・ラ・トレという名前の市場の中にある食堂です。朝食に特化したお店で、朝8時から12時までの営業です。

席数はそこまで多くなく、開店から地元メキシコ人で賑わっています。相席になる可能性が高いです。大人数で行くともしかしたら座れないこともあるので、ご注意ください。

他のレストランのように、コーヒー、ジュースなどがセットになったメニューはないため、単品で注文する必要があります。持ち込みは禁止されていませんが、お店で捨てられないものを置いて行ったりする場合は、5ペソを追加で請求される可能性があります。

アグア(スペイン語で水という意味ですが、食堂などでは果汁のが入った水のことを指す場合が多いです。)の種類が11種類もあってかなり充実しています。コーヒーも、カフェ・デ・オジャがあるので、私好みのお店です。

イチゴのアグアとカフェ・デ・オジャ、そして、土日限定メニューである「エンチラーダス・デ・モーレ」を注文しました。

アグアは、1リットルのものしかないとのことで、持ち帰られるようにペットボトルに入れてもらえました。別途グラスももらえるので、注ぎながら飲めます。

たいていの食堂やレストランではボリージョと呼ばれるパンが料理と一緒に付いてきます。

そしてこちらが「エンチラーダス・デ・モーレ」です。

クリームのかけ方が意外にお洒落です。濃厚でコクのあるモーレソース、上に乗ったクリームチーズを下に埋まっているエンチラーダスを絡めて食べていきます。地元民で賑わうお店だけあってかなり美味しいです。

市場の雰囲気も味わえるので、観光がでらに立ち寄ってみるのもいいかもしれません。

営業日時:08:00-12:00(月〜日)

第6位:グラディオス・デリ・カフェ(Gradios Deli Café)

ローカル度:★★★★★

地元民で賑わうカフェテリアです。テイクアウトも積極的に展開しており、コーヒーなどを持ち帰りで買っていく人も結構います。店内はオシャレな雰囲気で、店員さんの愛想もよく、居心地がいいです。平日でも結構混むので、少し待つことを覚悟しておいた方がいいです。

立地はそれほど良くなく、メキシコシティの中心部から少し離れていますが、治安の悪い地域ではないので、問題ないです。タクシーなどを使えば、中心部から5分~10分程度で着きます。

朝食には、カットされたフルーツとフルーツジュース、そしてアメリカンコーヒー/カプチーノ/紅茶/ハーブティーの中から好きなものが1つ付きます。

メインの料理は、メニューから選ぶことができ、オススメは卵料理です。いろいろなスタイルの卵料理を選ぶことができますが、今回はランチェーロスという卵焼きの下にトルティーヤが敷かれたスタイルの卵焼きをご紹介します。ソースは2種から選ぶことができ、2種のあいがけも可能です。トッピングもサラダもしくはフリホーレスなどから選択できます。

※音量にご注意ください。

朝食メニューはこちらです。

営業日時:07:00-21:00(月〜金)、08:00-21:00(土曜日)、09:00-16:00(日曜日)

第5位:ラ・パロキア・デ・ベラクルス(La Parroquia de Veracruz)

ローカル度:★★★☆☆

土日はかなり混雑する人気のレストラン「ラ・パロキア・デ・ベラクルス」。お昼時は特に混んでいて入れない場合もありますので、平日の午前中の早い時間がオススメです。朝食用のセットメニュー(コーヒーやフルーツなどが付くもの)などはなく、単品で好きなものを頼むスタイルとなっています。

私のオススメは「モトゥレーニョス(Motuleños)という目玉焼きの下に、トルティーヤやフリホーレスが入っていて、上からアラチェーラソースをかけた料理です。なんと、上に焼かれたバナナも乗っています。意外にも焼いたバナナと卵やソースとの相性がよく、味わったことのない新たな感覚を体験することができます。

※音量にご注意ください。

ソパ・アステカなども頼みたかったのですが、あいにくまだ準備ができてなく食べられませんでした。朝早い時間だと席に空きはありますが、メニューにある料理が全て揃ってない可能性もあるので、ご注意ください。

店内では日によると思いますが、ライブのギター演奏を聴くことができます。店員さんもテキパキ動いていて、接客も問題なしです。さらには無料Wi-Fiもあるので、店員さんにパスワードを聞けば自由に使えます。

メニューはこちらです。

営業日時:08:00-22:00(月〜日)

第4位:ラ・オジャ・デ・ラ・アブンダンシア

ローカル度:★★★★★

こちらのお店は、サンフアン市場という市場の中にあるお店です。市場内にはいくつか食堂があるのですが、一番賑わっているので、割と見つけやすいかもしれません。下記のお店の名前が書いている壺が目印です。

この壺のあるところは別席で、メインはその前にあるもう少し広い場所となります。お店の前に立っているだけで、スタッフが案内してくれるので心配なしです。

比較的どの時間帯も混んでいるため、相席になる可能があります。コミーダ・コリーダというランチ限定のコース料理も結構美味しいのですが、朝食の場合は、下記手渡されるメニューから選びます。

このお店で食べてもらいたいのは、チラキレスです。ソースと上に乗っけるトッピングを選ぶことができ、おすすめのソースは追加で10ペソかかりますが、モーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)、トッピングは、がっつりといきたい方は、ビーフステーキ(Bistec)、リブステーキ(Costilla)、ハラミのステーキ(Arrachera)などのお肉がおすすめです。

全ての朝食メニューには、フルーツのジュース(オレンジジュースの頻度高め)またはカットしたフルーツ、コーヒーまたは紅茶が付いてきます。コーヒーはカフェ・デ・オジャというメキシコ独特のシナモンなどが入っているコーヒーでかなり美味しいです。

店内に調理場あり、観察しながら料理が運ばれてくるのを待ちます。

※音量にご注意ください。

こちらがビーフステーキをトッピングしたチラキレスです。かなりのボリュームに見た目から驚かされます。チラキレスには玉ねぎとクリームが乗っていますが、注文時にどちらも乗せるか聞かれるので、嫌いな人はなしで注文できるので、ご安心ください。

※音量にご注意ください。

このモーレソースがかかった少しパリッとしたチラキレスがかなり美味しく、備え付けのフリホーレスも付けるとよりまろやかになります。ライム、玉ねぎ、パクチーなども自由に追加でき、サルサソースも置いてあるので、少しかけて召し上がってもらうとうより美味しくなります。

営業日時:08:00-18:00(月〜日)

第3位:ルンチェ(Lunche)

ローカル度:★★★★☆

メキシコシティの少し北の方にある道路沿いにあるお店。店内とテラス合わせて10席ほどのこじんまりとしたレストランです。メキシコシティ中心部のざわついた雰囲気はなく、テラス席で道路を行き交う車を見ながら、ゆっくりと食べることができます。

メニューはQRコードを読み取る方式で、朝食の定番メニューであるチラキレス、オムレツ、モジェテス、サンドウィッチなどがあります。

私のおすすめは「デサジューノ・ノルテーニョ(Desayuno Norteño)」です。プレートの上に、アラチェーラ(牛ハラミのステーキ)、スクランブルエッグ、チラキレスが乗っているボリューム満点な朝食です。お値段もそこそこしますが(203ペソ※2022年7月現在、日本円で約1,300円)、朝食の定番料理を全て一気に食べることができ、かつこのアラチェーラがとんでもなく美味しいのです。

※音量にご注意ください。

食べた瞬間にどうしてこんなに美味しいのか疑いつつ、一気に食べてしまう感じの美味しさです。スクランブルエッグもチラキレスもかなりレベルが高く、レストラン自体はそこまで混んでなかったりするのですが、全く侮れないお店です。

中心部から少し離れているので、朝は静かな場所でゆっくりとしたい方にはおすすめのレストランです。

営業日時:08:00-20:00(月〜土)、08:00-17:00(日曜)

第2位:レスタウランテ・ボラーニョス(Restaurante Bolaños)

ローカル度:★★★☆☆

このレストランの特徴は土日限定のビュッフェです。フルーツやフルーツのジュースをはじめ、メキシコの伝統料理をお腹いっぱい朝から食べることができます。立地もメキシコシティの中心部にあるので、行きやすいです。

ポソレ、ピカディージョ、チラキレス、モーレなど、メキシコの定番料理を好きなだけ選ぶことができます。1人215ペソ(1,400円程度)で、おかわりも自由です。

味のクオリティもかなり高く、どの料理も美味しいです。ビュッフェは土日の午前9時〜12時限定で、12時以降はランチメニューとなります。平日は午前9時〜12時までがビュッフェではない通常メニュー、12時からがランチメニューです。15時〜18時はマリアッチのライブ演奏も聴くことができます。

1ターン目は、セロリとグヤバのジュースとコーヒー、そして、ペチューガのオレンジソース煮、ピカディージョ、チラキレスです。

2ターン目は、チキンのモレソースとメキシコの豆ご飯を盛りました。

朝からガッツリと食べたい人にオススメのレストランです。

営業日時:09:00-18:00(月〜日)※朝食ビュッフェは土日09:00-12:00のみ

第1位:メルカデレス(Mercaderes)

ローカル度:★★☆☆☆

他のレストランとは異なり、ローカル色は少々薄れますが、内装から接客、料理に至るまで豪華で、高級レストランにいるかのような雰囲気を味わえるレストランです。時間帯によっては、生演奏をしてくれるバンドも店内を回っており、メキシコの伝統音楽を聴きながら、料理を楽しむことができます。

私は一人での入店で、かつ店内が満席だったので、入り口付近の席に案内されました。もし席に空きがある場合は、奥の方の席にしてもらうと、より店内の雰囲気を味わうことができますし、下記の動画のようにバンドの生演奏も聴くことができます。

※音量にご注意ください。

ちょうど日本人らしきグループの方がお食事をされていました。盗撮してしまって申し訳ございません!

料理のメニューはこちらです。

Mマークがついているのが、このお店オリジナルの創作料理です

このレストランは、やはり高級店だけあって、飲み物のサービスはありません。席に着くなりコーヒーやフルーツのジュースなどを進められ、両方とも頼みましたが、しっかりとした値段が取られてましたw まあ、美味しかったのでよかったのですが。

オレンジとマンゴーのジュース

今回は、Mマークのついていた創作料理「スアディータス・メルカデレス」という名のメニューをご紹介します。料理を頼むと、パンと、パンにつけるバター、ジャム、サルサソースがサービスとして提供されます。

このパンに、3つそれぞれをつけて食べたのですが、どれも非常にレベルが高く、やはりこのレストランは他と違うなという印象を持ちました。特に、この右のチーズ付きのサルサソースとパンがよく合い、メイン料理が来る前にパン3つとも完食してしまいました。

続いて、メインの料理はこちらです。

スアディータス・メルカデレス

アーティスティックに編まれたバナナの葉っぱの中に、青と黄色のコントラストが綺麗なエンチラーダが入っています。

※音量にご注意ください。

見た目も非常に特徴的ですが、トルティーヤが柔らかく、ふかふかしている感じで、そして少々甘みも感じることができ、新感覚のエンチラーダでした。クリームソースとの相性も良く、サルサソースをかけると、ほんのりとした甘みに辛味が組み合わさり、さらに美味しくなりました。

営業日時:08:00-22:00(月〜日)

旅行中は意外と朝食を取る場所に困ることが多いですが、これらのレストランで1日のスタートを美味しく始めてみるのもいいかもしれません。

朝の時間に余裕がある時は、是非朝食から美味しいメキシコ料理をお楽しみください!

最後までお読みいただきありがとうございます。

お買い物カゴ